『 fort 』(フォルト)は、ラテン系の言葉で強い、英語では、要塞・砦を意味しています。
fort connectors は、強さと使い易さに特化した2×4金具のブランドです。
雑貨的なDIYから、家具や小屋などの大物DIYまで、幅広く使用できます。
fort 金具の推奨使用ビスは、コーススレッドです。
コーススレッドは、価格が安く、電動工具での締め付けができます。その手軽さと使い勝手から、金具を留めつけるのに、使用しているユーザーが多いようです。
ただ、本来、コーススレッドは、金具を留めるものではなく、木材と木材を締結するためのもの。そのため、木材に入り込むのに適した頭の形状(ラッパ頭)になっていて、普通の皿穴にはキレイにおさまりません。
無理に、普通の皿穴の金具を締結しようとすると、コーススレッドの頭が出っ張って不格好な状態になってしまいます。対して、fort 金具は、コーススレッドと皿頭のビスの両方を使用できるように、幾度となく皿穴の改良を行い、キレイにおさまる形状にたどり着きました。
\ Point! /
金具を留める時のビスの費用は結構かさむものです。
コストの安い、コーススレッドが使えるのは、大がかりなものになればなるほど、大きな魅力となるはずです。
些細なことに感じるかもしれません。でも、作ってみれば大事な事だと分かるはずです。
たとえば、直角に木材を継ぐ時に、金具が木材と木材の間に介在したとします。すると、作ったものの出来上がり寸法は、金具の板厚分、つまり2mmほど大きくなることになります。
たかが2mm。されど2mm。片側で2mm・両側だと4mmの差が出ることになってしまうのです。4mmの差は想像以上に大きく、気にせずに組み立ててしまった場合、目に見えて、斜めになってしまったり、チグハグな印象を受ける事になります。
作り始める前に、2mmという数値を考慮して、木材を切れば問題ないかもしれません。でも、図面を書くのは、それだけでも面倒くさい事。できれば、しなくていい計算はしたくありません。
\ Point! /
fort金具は、設計のしやすさを考慮して、基本的に木材と木材が接する仕様に仕上げています。
fort 金具には、2×4材を長くするための、“つなぐ金具” が、数種類ラインナップされています。
キレイにつなぐ・強度のある場所でつなぐ。そのためには、『つなぐ場所は金具の中心であることが望ましい。』
それを、簡単にするために、金具の中心に目印となるマーキングを付けています。これを目安に接合すれば1番良い位置で留めつける事ができます。
\ Point! /
目視で中心位置を調整すると、遠目から見た時に、ずれている事が多々あります。
金具にマーキングがあれば、わざわざ中心位置を探す必要がありません。
fort 金具は、たとえ小さなアングル金具であっても、2mm厚 の鋼板を使用した頑丈な仕上がりになっています。板厚が厚ければ、その分、強度はあがります。
家を建てるのに使用する2×4金具よりも、厚いものも存在するくらい厚い設定です。
\ Point! /
DIYで使用するには、オーバースペックかもしれませんが、頑強で堅牢な金具として使って頂くには、最適な厚みだと思います。
表面仕上げは2種類
fort 金具の仕上げは、ユニクロメッキ と カチオン塗装 の2種類。
ユニクロメッキは、未塗装の2×4材やクリア仕上げなどのナチュラル系の色の木材に似合います。
黒塗装は、ブラウン系に着色した2×4材に最適な色目です。
推奨ビス
fort 金具には、3.8mm径の普通のコーススレッド・4mm径の皿頭ビスなど、太さが3.8~4.1mmまでのビスが使用できます。また、打ち込みやすさ、仕上がりを重視した、専用ビスもラインナップしています。
【 fort 金具推奨 】四角穴コーススレッド+四角穴ビット
専用ビスは、四角穴であるため、ドライバービットとの嵌め合いが良く、カムアウトもしにくいので、打ち込みやすくなっています。
また、四角穴であるため、十字穴のビスと比較すると機械的なイメージになり、見た目の完成度も大きく向上するはずです。
『それでは、2×4材と fort で、もっとDIYを楽しみましょう。』
▽【豊富な商品ラインナップで小屋まで作れる2x4金具】▽
お近くのお店で見つからない場合は、通販サイトでの購入もできます。
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fort 製品全般に関するご注意:
1)2×4材は規格が決まっていますが、乾燥状況や製材工場などにより数ミリ単位で太さが違います。
そのため、金具のはめ込みがキツイ・ガタつきが大きいなどの状況が想定されます。
2)製品説明に記載の寸法には、製造上の公差が発生します。目安寸法としてください。
3)木材は天然素材のため、反り・ねじれが発生し、正確な位置に金具の留め付けができない場合があります。
4)本製品は、DIY用の金具であるため、建築用の認証は得ていません。