DIY用語辞典【あ行】

あ-あ行

合釘(あいくぎ)

両端が尖っている釘。木材同士をつなぐのに使用する。外面から釘を見せずに接合ができるのが利点。途中にツバのあるタイプとストレートタイプがある。ストレートタイプは、どっちの木材にどのくらい打ち込まれているのか分からず難儀する。


アイボルト

本来は、重量物を吊り上げるための、ひっかけとして使用するもの。ボルトの頭部がリング状になっている。DIYでは、工業的な雰囲気作りのためや、チェーンを引っかけるフックとして使用することが多い。


アイナット

アイボルトのナット版。


あ-か行

アクリル板

アクリル樹脂製の板のこと。ガラスよりも軽量で耐衝撃性に優れる。割れても手を切りにくい。専用カッターで切ることや、熱を加えて曲げる事もできるのでDIYには良い素材。静電気で埃が付くことと傷がつきやすいので、そこだけが嫌。


あ-さ行

アジャスター

テーブルや椅子などのガタツキを調整するための部材。良く見ると、テーブルの脚の先端に、ネジパーツが付いているのを見かける。ネジを回して高さの微調整ができる。あれのこと。


あ-わ行

アンカー

石膏ボードや、コンクリートなど、ネジの効きにくい場所に、モノを取り付けるために使用する部材のこと。相手材にネジが効くようにネジ部周辺を補強するタイプが多いが、取り付け箇所により色々な種類があって使い分けが難しい。耐荷重も色々なので、それにも困る。


アングル

断面形状がL型をしている鋼材や金具のこと。鋼材は、山形アングル(山形鋼)と不等辺アングル(不等辺山形鋼)の種類がある。金折れをアングルと呼ぶこともある。


い-わ行

インダストリアル

工業系・工業的なという意味を持つ言葉。インダストリアルデザインは、これが転じて、工業製品的や無機質なデザインのことを指すものとなっている。コンクリート打ちっぱなしとか、金属感むき出しとか、無骨でユーズド感のあるとか、そんなワードを想像すると分かりやすい。


インパクトドライバー

電動ドライバーに、打撃機能が付いたもの。回転方向に打撃を与えながら回すので、強く締め付けることができる。長いビスを打つ時は、普通の電動ドライバーでは力不足。バリバリバリと打撃音が響くので、集合住宅のDIYでは、ちょっと気を遣う。


ヴィンテージ(ビンテージ)仕上げ

新しいものを、年代もの風に仕上げる加工のこと。鉄にサビ風の塗装をしたり、木材にあえて傷をつけてみたり、あくまで風味ではあるが、うまくやれば雰囲気抜群に仕上げることができる。


う-ら行

ウレタンニス

普通の水性ニスは、アクリル系の樹脂のため乾燥後も柔らかさが残るが、ウレタンニスは塗膜の硬度が高く、テーブルや家具など、モノを置いたりする場所に適している。市販家具でもウレタン仕上げは良くあるパターン。個人的には水性ウレタンニスの艶消しが好き。


え-あ行

エイジング(経年変化)

モノが時を経て、段々と変化していく経年変化のこと。木や金属も経年することで変化して味わいがでてくる。アンティーク品に気品や雰囲気があるのはエイジングを重ねてきたから。人で言うとアンチエイジングという抗う言葉もあるほど良いイメージはないが、人にもあてはまる言葉のはず。