サビに強い コンクリートビス

ステンレスは、サビにくいだけで実際はサビます。特にコンクリートビスに使用されるステンレスは、焼き入れを施すために、ステンレスの中でもSUS410という種類を使用します。このSUS410は焼き入れで硬くできるという特長がありますが、その反面サビやすいステンレスでもあります。サビに強いコンクリートビスは、高耐食メッキである【イオニスコート】を施した、ステンレスSUS410より耐食性の高いコンクリートビスです。

サビに強いコンクリートビスの特長はこれ!

サビに強い!

新開発の表面処理【イオニスコート】を採用。ステンレスSUS410よりも高い耐食性を有します。

キズに強い

普通のメッキだとキズついたら、サビますが、イオニスコートは自己修復してサビから守ります。

電蝕防止

異素材の金属間の電蝕によるサビを防止します。対アルミ・亜鉛メッキ鋼板にも強いです。   

サビに強いコンクリートビス が サビに強い理由。

高耐食メッキであるイオニスコートは、抜群の耐食性に加え自己修復性があり打ち込み時にビスにキズがついても、修復を行います。

そのため、普通のコーティング系の表面処理であればキズ部分から腐食が始まりますが、イオニスコートでは修復され、そこから腐食が始まるのを防ぎます。また、アルミなどの異種金属の接触による電蝕も防ぐ効果があります。

抜群の耐食性

・塗装系・溶融亜鉛メッキ以上の耐食性能を発揮。

電蝕防止機能

・相性の悪い亜鉛メッキ鋼板、アルミ材にも強い。

自己修復性

・キズに強い。キズがついてもシリカ成分で自己修復。

サビに強いコンクリートビスの組成(イオニスコート)

トップコートが乾燥過程で亜鉛分子と酸素を挟んで科学的に強く結合。亜鉛表面への水分や酸素の供給が遮断され赤サビの発生を抑制します。もし、ビスにキズがついたとしても、トップコート内のシリカ成分がキズを覆い耐食性を高めます。

これは、普通のコーティング系のメッキにはない特長です。

耐食性比較試験(塩水噴霧試験)

・実験方法

コンクリート試験片にビスそれぞれの適応下穴をあけ先端20㎜まで打込みます。これを引き抜いてビスを傷ついた状態にします。通常メッキは傷がつくと耐食性が著しく落ちるため、この状態のビスを試験片として塩水噴霧に240時間かけた結果が左の写真のものです。

【結 果】

A社メッキ品 → × 赤錆び発生
B社メッキ品 → × 赤錆び発生

サビに強いコンクリートビス → 〇 赤錆びの発生なし!

パッケージラインナップ

パケットに入るサイズのポケットパック
使いきりにちょうどいい量のジャストパック

サイズラインナップ

太さ×長さ頭部
形状
下穴径下穴
深さ
参考最大
引張荷重
ポケットパックジャストパック
品番入数品番入数
4x20皿頭3.4
mm
30-t極軽量562-14455本544-004220本
4x2535-t1.7kN562-14550本544-005200本
4x3242-t2.8kN562-14640本544-006160本
4x20鍋頭30-t極軽量562-14955本544-009220本
4x2535-t1.7kN562-15050本544-010200本
4x3242-t2.8kN562-15140本544-011160本
  • 表中のtは、取り付け物の厚さを表します。取り付け物の厚さが2mmで、4×32のビスを使用するのであれば42-2=40mmの下穴深さが必要になります。
  • 参考使用荷重は、コンクリート圧縮強度21N/㎟の時の強度です。
  • 参考使用荷重は、参考数値ですので使用時は実際の使用環境でテスト後ご使用ください。
リーフレットは下記よりダウンロードいただけます。

PDFデータでのご提供となります。閲覧には、Adobe Acrobat Readerが必要です。

他の【サビに強いシリーズ】はこちらからもご覧になれます。

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スーパー小頭
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ご使用上の注意
  • 所定の手順・下穴などを守ってドライバー(手動)で施工してください。
  • 穴内の清掃は必ず行ってください。
  • 作業時は、安全確保のため保護メガネや保護防具を使用して施工してください。
  • 小さなお子様の手の届かない場所に保管してください。
  • 全ての環境下において高耐食性能が発揮される製品ではございません。
技術上の注意
  • 強酸(PH2以下)・強アルカリ(PH12以上)の薬剤に使用環境下では変色などの不具合を起こす事があります。下地の亜鉛が酸・アルカリと鉄の間で特有の電蝕が発生し耐食性が落ちます。
  • タンニン酸を多く含有する木材に対して使用した場合、腐食が促進される場合があります。
  • 電流の影響を受けるような場所では、腐食が促進される場合があります。
  • 流水にさらされるような環境では、保護被膜が形成されにくくなるので耐食性が落ちます。
  • ステンレス金具を固定する場合、ステンレスと鉄との間で特有の電蝕が発生し耐食性が落ちます。

株式会社大里の高耐食メッキの詳細は、コチラからご覧ください。