足場板・古材風メイクをビスと釘を利用して簡単に作る。


 いま、はやりの足場板。それも新品ではなく、使い古された古材が人気を集めています。

もともと粗い杉木材などですが、職人によって丁度良く使いこまれた感じとエッジがとれて丸まった見た目が相まって、良い味を出しているんです。

 

足場板使用イメージ
足場板使用イメージ

【足場板】

その名の通り建築の足場に使用されている板です。今はだいぶアルミ等の金属に置き換えられていますが、現役で頑張っている現場も数多くあります。

職人さんが日々、足場として使用しているのでキズは数知れず、ペンキやセメントなんかもくっ付いていて、それも味となっています。

 

足場板のあくまでイメージ
足場板のあくまでイメージ ここまで汚くないかも。

ただ、そのまま使用するには汚すぎる・・・。

ネット等で販売されている板はやや綺麗にされていますが、そうなると結構な値段がしたりします。

また思うような大きさの物が手に入らなかったりしますから、なかなかリアルな古材足場板には手が出せそうもありません。予算を気にしなければ、いくらでも本物を使えますが、楽しくチープにいくにはそうもいきません。

 

・・・という状況で出番なのが雰囲気DIYです。

雰囲気。つまりテイストを採り入れられればOK。

足場板風味の板材を2x4材で簡単に作っちゃいましょう。

 

よし。やろう!

そう思った時に大事なのが、バックグラウンド。

足場板が使用されてエイジングされてきた時間に思いをはせる事です。

 

例えば、足場板の搬入や運搬で角に当てキズはあるでしょう。機械の油などでシミがあるでしょう。ビスや釘を踏んづけたりして跡が残っているでしょう・・・etc

これを再現してあげれば古材風に近付けます。

雰囲気を出すには、想像力。これが大事です。

 

では、実際作ってみましょう。

今回は、一番身近で手に入りやすい1x4材を使って雰囲気出してみます。

まず、欲しい長さに1x4材をカットします。

(ホームセンターで切ってもらった方が楽ちんです。)

次に、足場板が使用されてきた状況を想像してキズを付けていきます。

たぶん、ビスや釘は踏んだだろうし、小石も踏んでプツプツの穴もあるだろうし・・・。

とりあえず、板の角は削れているはずなので、カッターで削っちゃいます。

こんな感じまで削ります。

さらにハンマーでたたいて角を潰していきます。

手に気をつけて、角を削ったら、釘を踏んだイメージを出します。

釘の頭を踏んづけた感じをイメージして。釘の頭を打ちつけます。

次は、ビスを踏んだイメージ。

今度は、ビスのネジ部分をハンマーで打って跡をつけていきます。クルクル回転させながらハンマーで叩くと、こんな跡がつきます。画像はコーススレッドを使ってます。

釘の先端でポツポツと穴をあけたりして、最終的はこんな感じになりました。

ここで、塗装に入ります。

今回使用したのはローズガーデンカラー。使いやすさは、やっぱり水性ペンキに限ります。

これだと、水で薄められるので、他の容器に移して、やや水を加えて良く混ぜます。

それを、簡単に塗るとこんな感じ。

今回は、簡単にするため一度塗りです。

さらに、ペンキを塗る現場だったらペンキが垂れるでしょう!

ってことで、白ペンキを飛ばしてみます。刷毛の先端にだけ白ペンキをちょっと浸して・・・

えいやっ!ってやると、こんな感じに飛び散ります。

後で削るのでやや思い切りよくやった方が良いですね。

この状態でしばらく乾燥させます。

乾燥したら、紙やすりで削っていきます。今回はサンダー使いました。

角をよく削るとそれっぽく見えます。まんべんなくサンダーを軽くかけたら完成です。

1x4材でも少し手を加えてあげれば、こんな雰囲気が出せます。

作ったものの完成度も全く違ったものになります。是非、やってみてください。