木材に、いい感じのロゴをトナー転写してみる。



 

やっぱり、 DIYの魅力といったら、オリジナルのものを作れる事ですよね。出来栄えが良ければ、それだけで自己満足にひたれますから。

 

で、はじめのうちは、それでもいいんです。でも、人って欲張りなものなんです。

 

段々と、オリジナル性を高めて、重症になるとオリジナルロゴなんて入れてみたくなります。作ったものにオリジナルロゴなんて入れた日には、完成度がグワッと上がります。

 

これ売り物?なんて勘違いしたりして。勝手に自分ブランドを作ってみたりして、妄想も膨らむものです。

 

そんなこんなで、ロゴを入れたくなった筆者が辿り付いたのが、今、話題?のトナー転写だったのです。

 

ネットをみれば、失敗談とかも多く載っていますから、先人たちのチカラを借りて、美しいロゴ転写をやってみたいと思います。 

 


Let’sトナー転写でロゴ転写!

 

では、今回もさっそくやっていこうと思います。

 

まずは、トナー転写で用意するものはこれ↓

  • 逆さまに転写されるので、鏡像で濃いめにコピーした原稿
  • アセトンを含む除光液
  • クリアファイルなどの樹脂系でペラペラなシート
  • 原稿をグリグリ転写するための棒。先端は丸っこいものが良!
  • あとは好みで水性ニス

これだけです。

 

除光液はホームセンターで280円ほど。棒は適当なものを100円ショップで購入。水性ニスも100円ショップで入手。クリアファイルは手元にあったもの。コピーはコンビニで10円だとすると、合計:490円ほどでOK!

 

もちろん、転写する木材は別途必要ですけどね。 

今回、木材は入手のしやすさ重視で、2×4材を使用。

 

あっ。書き忘れました。除光液にアセトンを含んでいる事が重要だそうです。

除光液は、ホームセンターの他に、試しに、100円ショップでも入手してみました。

 

100円ショップの除光液 


ホームセンターの除光液


除光液は、どちらもアセトンが入っています。でも、結論から言ってしまうと100円ショップのものはキレイに転写できませんでした。

 

アセトンを含んでいるだけではダメ見たいです。ホームセンターのものの方がニオイがきつかったです。これアセトンの濃度によるものかもしれません。ここポイントっぽいです。


作業工程 データ作る編

ではでは、作業を開始します。今回は、クランプスシェルフのロゴを使用しました。イラストレーターで作成したデータなので、反転させて鏡像にしてプリントアウトします。

 

イラレを使用しない場合は、普通のデータをプリンターの印刷設定で反転させて出力します。プリンターによってミラー印刷とか、反転印刷とか色々あるみたいなので、詳しくはネットで調べてみてください。

 

 

印刷したデータを、レーザープリンターでコピーします。この時、印刷の濃さをマックスにしておきます。トナーをたっぷりと付けておくためです。

 

 

コピーしたら早めに使用するようにします。トナーは時間がたってしまうと、紙にドンドン定着してしまうみたいなので、鮮度が重要です。

 

コピーしたら、適当な大きさに切りきざみます。

 

これで、ロゴデータは完成です。

 


作業工程 転写する編

   

必要なものが準備できたら、木材を軽くヤスリがけしておきます。多分、表面の平滑度が高い方がハッキリを転写できるような気がするからです

 

 

 

木材の表面がキレイになったら、転写したい部分にコピーした原稿を、印刷面を下にして位置決めして貼り付けます。

 

周囲は、マスキングテープでしっかりと固定しておきます。このあと、棒でグリグリするので、そのグリグリに耐えられる程度の強度が必要なんです。

 

この時に使用するマスキングテープは、くれぐれも普通のマスキングテープであること!。オシャレさんのマスキングテープを使用すると、その模様が転写されてしまったりシミになったりします。

 

 

固定できたら、除光液を盛大に、そしてヒタヒタにかけます。 

 

 

すかさず、クリアファイルを被せます。

 

 

んで、適当な棒でチカラの限り、グリグリしていきます。今回、使用した適当な棒は、100円ショップで購入のアイスピックの柄の部分(笑)こんなもので充分です。

 

 

もう、たいがいグリグリし飽きたなと思ったら、クリアファイルをこっそりとめくってみます。

この時点で、除光液は乾燥しはじめているかと思います。

 

 

良さそうな感じなので、コピー用紙も剥がしてみます。

うおっ。転写されてます。結構、かすれてますが、これはこれで味!という事で。

 

 

とりあえず転写は、完成しました。

 


作業工程 転写の上塗りと保護編

  

多分、転写したままだと、スグにダメになってしまう気がします。そんな危うさを感じます。

なので、気休め程度に保護してみます。

 

 いつも使う、水性のステインだと着色だけで保護はしてない感じがするので、使用するのはワックスかニスかと思います。今回は、水性のニス!を選択。うっすらと塗ります。

 

 

ニスで仕上げると、こんな感じになります。少し色が入ったニスでも良いかもしれません。艶感はあまり無い方が、雰囲気がでます。ロゴも少し濃くなったような気がします。

 

 

ということで、出来上がりました。

 

やっぱり、オリジナルロゴを転写すると、いい感じに、完成度が上がるし、何よりも楽しいっす。

 

ただ、今回は、単純に板材に転写してしまったので、次回は、DIYしたものに転写してみたいと思います。

きっと、素敵なオリジナル家具が出来上がると思います。

 

オリジナル家具ブランドでも立ち上げてみよっかなと思ってしまう今日この頃です。

 

あっ、ニオイがきついので、換気はバンバンにしてください。

 

 

とっいうことで今回は、ここまで!

 

\ この記事を書いた人 /

じますけ

このサイトの管理者兼、商品を作る人。自らもDIYerであるため、できる限り『誰もが使いやすい商品を!』と思っているが、作る商品は自分の趣味に走りがちな傾向にある。センスはともかく、商品に対する、こだわりだけは、人一倍のひと。

 


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