使い古されたフローリングのイメージの古材を作る。


 使い古されたフローリング材って、良い雰囲気をかもしだしてませんか。

もちろん、新しいタイプの床材ではなく昔の無垢材のフローリングです。

今回は、アメリカ・ヨーロッパなど、日本のように靴を脱ぐ文化がない国のフローリング材をイメージして雰囲気出しにトライしてみました。

 

雰囲気出し前にバックボーンを考える。

1)靴で歩く→小石踏む→キズがつく

2)古い→汚い→黒ずんでいる?

大きな特徴は、この2点でしょうか。。。

 

では、早速作ってみましょう。

今回は、一番身近で手に入りやすい1x4材を使って雰囲気出してみます。

まず、欲しい長さに1x4材をカットします。

(ホームセンターで切ってもらった方が楽ちんです。)

次に、キズ付け作業に取り掛かります。

足場板風の塗装の時と同じように、ビスと釘を使用してキズを付けます。

いい感じの模様になって、雰囲気がでます。 

今回、ビスはコーススレッドを使用しました。ネジ部分を木に押し当ててハンマーで叩きます。クルクル回しながら叩くと、こんな感じのキズが付きます。

写真のようにキズを付けたら、キズつけ作業は完了。

早速、塗りに入ります。今回は、フローリングイメージなので濃いめの【ヌワ】って色を使用します。良い感じの濃茶です。

 

塗りました。簡単に済ませるために、一度塗りです。これで充分!

 

ここから汚しに入ります。艶消し黒の水性ペンキを使用しました。

使い古した刷毛でOKです。刷毛の先端にちょっとだけペンキをつけて・・・

ガッっと適当に塗ります。かすれる感じで塗るのがポイント。

 

いっきに塗ります。乾ききらないうちに、ドンドン塗ります。乾きるとダメです。

 

乾ききる前に、雑巾で拭きとります。強めにこすってください。

ふき取ると、こんな汚くなりました。

この状態でやや乾かします。乾いたら、180番くらいのヤスリで軽く削ります。

でっぱっている部分を良く研磨すると、塗装がはがれて使いこまれた雰囲気になります。

仕上がりました。こんな出来栄えです。慣れれば15分ほどで塗れます。

 

アップ画像です。いい感じで汚いです。

金具を組み合わせて使ってみました。

古い感じの風合いが、簡単に出せました。

いかがでしょうか? もっとキズ付けて足場板風の塗装にも応用できます。

 

では、また雰囲気DIYを楽しみましょう。