キッチン周りでごちゃつくスパイス達。引出しにしまうと取り出しにくいし上から見ただけだと何が何なのか分からい。でも、その辺に出しっぱなしだと美しくない。そんな悩みを解決するのにうってつけなのがスパイスラック。
今回は、ID金具を使用して1x4材で簡単にできるスパイスラックを作ってみました。
この記事の内容
ID金具を使用するので武骨さ+キッチンに使用するのでカワイらしさをミックスします
今回のテーマ:
キッチンになじむように武骨過ぎないイメージに仕上げていきたいと思います。カラーイメージは、はやりのグレージュ系で。
テーマができましたので、さあ始めましょ!
①部材をそろえる。
木材
使用する木材は、1x4材をできるだけ無駄のないように使用します。
長さの規格は910mmと1820mmが有りますのでこれを組み合わせます。
1x4材 910mm 1本 1820mm 1本
木材は以上。無駄なし!下記の寸法でカットしてください。
金具
金具は下記の物を使用しました。
・1x4用Tジョイント
・黒い全ねじM8x1000 これを半分にカットしたもの
・黒い六角フランジタッピング 4x16 20本
・黒い六角ナット M8 4個
・黒い袋ナット M8 4個
・黒い座金 M8用 8枚
・スリムスレッド 長さ35mm 12本
その他
・紙やすり ・ペンキ ・刷毛 など
部材表と木材のカット寸法は以下からダウンロードできます。
②木材をカットして穴をあける。
木材をカットしました。
正確には・・・ホームセンターさんでカットしてもらいました。図面もダウンロードできるので、ホームセンターさんの加工室にそのまま提出できるので便利です。
でカット済みの木材に全ねじを通す穴をあけます。使用するのは一番短い1x4材です。塗装前にあけておくと穴あけ時にバリが出ても修復が簡単なので事前にあけておきます。
この全ねじがコボレ止めになります。穴位置は、Tジョイントとの関係を考慮してあけていきます。
穴あけ位置を測って、しっかりとマーキングをしていきます。マーキングはバッテンで書いていくと中心が分かりやすいです。
一番短い1x4材、2枚とも同様にマーキングします。2枚で計4箇所にバッテンが付いた状態になります。
マーキングの中心に穴をあけていきます。
今回、通す全ねじはM8という規格で外径が大体8mmなので8.5~9mm程度の穴をあけます。
2枚とも穴があきました。
穴があいたら紙やすりでバリをとっていきます。ササクレ立っていると手にトゲを刺したりしますので重要な作業です。これで木材の下準備は完了です。
③塗装する。
下準備ができたので塗装していきます。
今回使用するのは、ローズガーデンカラーズのラパンって色です。ややピンクがかっているグレー系の色で何より色の名前が、かわいらしいのでこれに決めました。
水性用の刷毛で塗っていきます。刷毛目も残りにくく塗りやすいペンキです。
左が1x4材そのまま。右が塗ったあと。あまり違いが分かりませんが写真じゃなければ、結構かわいい色です。
全部塗り終わりました。乾きも早いです。
④組み立てる。
取付けるTジョイントを仮置きしてみます。一番短い1x4材(穴をあけたもの)を使用します。
Tジョイントを計4個取付るのですが下の位置から決めていきます。
木材の端面と穴の距離が長い方が下側になります。下から10mmの場所にマーキングします。
マーキングした場所に金具の下位置を合わせて仮置きします。
左右で写真のような状態にしてください。これが下段の位置となります。
次に上段に取り付けるTジョイントの位置を決めていきます。
下段に取り付けるTジョイントの上面から110mmの場所に上段に取り付けるTジョイントの下面を合わせます。これが上段の位置となります。
仮置きで、左右の高さが合っているのを確認したら前面部だけにビスを打っていきます。
ビスは、六角フランジタッピングの4x16を使用しました。
打てました。1金具に2本のビスを打ちました。
これで仮置き→仮固定が完了です。
次に棚板を取付けていきます。
使用する1x4材は残った2種類のなかの短い方2本です。
これも仮置きしてみます。
金具を使用する事で仮置きができるので、やりやすいです。位置をしっかり確認!
位置の確認ができたら、これも前面にだけビス打ちをしていきます。
ここまで来たら裏返します。金具を取り付けていた面を下にして裏側に背板を取付けます。
使用するのは、残った1x4材です。
ビスはスリムスレッドの35mmを使用します。だいたい、12本位使います。
下段の棚の背板を取付けました。ついている棚の下面に合わせるように取り付けていきます。
写真のように6本程度ビスを打ちます。
上段も同様に取付けました。
いよいよコボレ止めとなる全ねじを取付けていきます。また裏返して金具の付いている方を上にして作業をします。穴に全ねじを差し込みます。
この状態でナット・座金の順番に全ねじの取付けていきます。写真の位置くらいまでクルクルしてください。
対面側の穴にそのまま挿し込みます。座金が対面部のに当るまで入れてください。
ちゃんと挿し込むとナットを付けた側じゃない方が穴から抜けます。
この状態でナット・座金の順番に取り付けていきます。
これで左右ともナット・座金が付いた状態となります。
ナット・座金が左右に付いたら、左右均等に下の写真くらい全ねじの先端が飛び出すように調整します。
この飛び出した部分に座金を入れます。
袋ナットを軽く取付けます。
袋ナット側、六角ナット側とも下の写真のように締めつけていきます。スパナを使用するとガッチリととまります。上段・下段とも同様にします。これで全ねじの取付けは完了です。
ラックを立ててみてバランスを見ます。問題なければサイドの部分にビスを打っていきます。これで完全固定です。
今回、出っ張ると邪魔なので内側となる部分にはビス打ちはしていません。
これでも強度はバッチリです。
できました。
寝かせた状態ですが、こんな感じとなりました。
完成
スパイスとか置いてみました。奥行が浅いので何個かしか置けないだろうと思いましたが結構な収納力。
部材表と木材のカット寸法は以下からダウンロードできます。
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完成してみると塗っているときよりも、なんだかピンクっぽく感じますが、カワ男前なスパイスラックになったかと思います。
DIYで作れば、隙間にちょうどいいサイズもできますし、棚板の枚数も自由です。色ももちろん好きなテイストにできます。さらにカスタマイズを加えてステンシルで文字を加えてみたりするのも楽しいかと思います。
今回も、最後までお読みいただきありがとうございました。
また、次回!
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