パイプクランパーで黒板看板を作る。

ふと立ち寄った100円ショップで、黒板塗料なるものを見つけてしまいました。ホームセンターでも売っているので存在は知っていましたが、量が多く、価格もそれなりにしましたので手を出していませんでしたが100円なら、まあいいっかということで黒板を作ってみたくなりました。ですので今回は、黒板とそれを吊るすパイプのフレームを作ってみたいと思います。



完成イメージ!これを作っていきます。

ちなみにチョークでお絵かきしてくれたのは弊社のトッキーです。

 

んじゃ、はじめます。 

手順① 黒板を作る。

今回は黒板から作っちゃいます。用意するのは、下の写真の通り。

黒板塗料・ペイントローラー・木工用ボンド・水性ペンキ

MDFボード300×450・カットベニア300×450 各1枚

ちょうどいいサイズを100円ショップのセリアで手に入れました。

黒板のフレーム用の角材(1×1材)も用意しました。

 

部材が用意できたら、はじめに黒板用塗料をMDFボードに塗っていきます。

MDFボードは繊維の集まりを固めたものなので平滑な仕上げになっています。黒板にするには最適かと思い、これを選びました。粗い木材だとフシとかささくれがありますのでキレイに塗れないですもんね。

黒板塗料は乾燥に時間がかかるので1番目に作業をしたほうが良いです。

ローラーでパーッと塗ります。簡単にむらなく塗れました。1時間ほどしたら、もう1度塗ります。

計2度塗りで仕上げていきます。

今回は、フレームを取り付けますが黒板にエッジは見える構造です。ですのでエッジ部も黒板塗料で塗ってしまいます。

お次に、背面パネル用のベニアにガーデンカラーズ(水性塗料)を塗っていきます。木目がキレイです。

ベニアもエッジが見える構造なので横っちょも塗っておきます。

2枚とも塗れました。こんな感じに仕上がります。

黒板面は平滑なMDFボード。背面は木目のでるベニア。適材適所で使い分けてみました。これを貼り合わせて作っていきます。

MDFボード側でもベニア側でもどちらでも良いですが、

塗った面の裏面に木工用ボンドを塗っていきます。

このくらいまで伸ばしに伸ばします。特にハジは浮きやすいのでしっかりと塗ります。

貼り合わせます。

重石を乗っけて、しばし待ちます。大体30分くらいで、いい感じに貼り付けられます。

この待ち時間を利用して黒板のフレームと脚部分を塗装しちゃいます。

写真の上が脚となる2×6材 450mmの長さ。

下が黒板のフレーム用1×1材  262mmを2本と450mmを2本。

脚部分は、ちょっとひと手間加えて古材っぽく仕上げていきます。

エッジをカッターで削って粗い傷をつけていきます。テキトーでOKです。これだけで雰囲気でます。

ガーデンカラーズのシェヌって色で塗ります。水性のステイン系であればお好みの色で大丈夫です。

角材が塗れたら黒板に貼っていきます。ここでも木工用ボンドを使用します。

薄くムラなく塗って貼り付けます。

貼れました。これで木工用ボンドを乾かします。約30分・・・。

乾いたら飾りをつけていきます。

菊鋲っていう鋲を打ちます。完全に飾りなので不要な方は不要で問題ありません。

次にパイプに吊り下げるためのフックを付けていきます。

左右2か所の上部に取り付けます。フックは直径25.4のパイプに引っかかれば何でもOKです。

今回は、【 J型フック 黒 60 】というのを使用しました。ちなみにこれも㈱大里製です。

表面
表面
裏面
裏面

これで黒板が完成しました。

手順② パイプを組み立てる。

必要なパーツは以下の通りです。

工具としてはパイプカッターと4mmの六角レンチが必要です。

パイプは下記のような長さのものを使用します。

ID-641 パイプクランパー用パイプ 1m×3本

2本はそのまま使用します。1本はカットして使用します。

350mmにカットしたパイプにキャップをはめます。

まっすぐになるように軽く被せてからプラハンマーなどで叩き込みます。 

フレームを組んでいきます。イメージは写真の通りです。

 

先ほどキャップを取り付けたパイプは、パイプクランパーT型を取り付けて上のパイプに通しておきます。

上のパイプはパイプクランパーL型で固定します。下側も写真のようにT型で組んでいきます。 

脚となる2x6材にベースを取り付ける作業をします。ビスは皿タッピングを使用します。

先ほど組み立てたフレームをベースにはめて2x6材に仮置きします。

この時、止めネジは極軽く留める程度で大丈夫です。位置が決まったら、ベースのビス穴4個あるうちの1番ビス留めしやすい箇所をビス打ちします。左右ともに同じ作業をしてください。

左右各1箇所のビス打ちができたらフレームを外してしまいます。

これでビス打ちしやすくなったので、すべてのビス穴にビス打ちを行います。

ビス打ちが完了したらフレームをベースに差し込んで本固定します。

いよいよ黒板を引っ掛けます。上のパイプに取り付けた縦方向のプランプランしているパイプは黒板に角度を付けるためのものです。好きな角度に固定してください。

 

完成です!

黒板から作ると、なかなか時間がかかりますね。

特に黒板塗料の乾燥待ち時間が想定以上にかかりました。

パイプ自体はカットさえできれば、組立は極々簡単です。組んだりばらしたりできるので気に入らなかったら高さを変えたり、まったく他のものにすることもできます。失敗を恐れずにトライしてみてください。 

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