アンティーク調のキューブラックを作る。

ID金具でキューブラックを作る

ソファの横に置く、サイドテーブルというか飾り棚というか、とにかく手頃なサイズの棚が欲しいなと思い作ってみました。もちろん今回もIDのブラック金具を使って雰囲気満点に仕上げます。

キューブラックなので立方体でサイコロみたいなイメージで作っていきます。

手頃なサイズのラックって探してみると、なかなか雰囲気のあるものが無いですね。大体、カラーボックスみたいな素材のものとか、思いっきり金属製のものだったり・・・。

まあ、筆者が探す価格帯だとという限定的な探し方ですが。それでも欲しいものは欲しいのです。ならば、いつも通り作ってみましょうって事で、構想開始です。

テーマ:欧州の町工場で長年使いこまれて、工具置いたりしてスス汚れが付いているような棚。

構想テーマが長いですが、こんなイメージで作りたいと思います。

さあ、やりますよ!

①部材をそろえる。

使用する木材は、2x2材と1x4材をできるだけ無駄のないように使用します。
長さの規格は910mmと1820mmが有りますのでこれを組み合わせます。
1x4材 910mm 1本
2x2材 1820mm 2本
2x2材 910mm 1本 使用します。
木材は下記の寸法でカットしてください。

金具はこれを使用しました。Zアングルのバイ4幅とバイ8幅。タイプレートバイ2幅。コーナーブラケットです。ビスは六角フランジタッピングと鍋タッピング・皿タッピングを使いました。

コーナーブラケット
Zアングル
タイプレート
六角フランジタッピング
タッピング皿頭
タッピングなべ頭

②木材をカットして塗装する。

部材表と木材のカット寸法は以下からダウンロードできます。

PDFデータでのご提供となります。閲覧には、Adobe Acrobat Readerが必要です。

木材はホームセンターさんの加工室で切ってもらいました。楽ちんです。
写真には、1x4材が写ってませんが、これもカットしてもらってます。

カット済みなので塗装に入ります。
テーマにもあった、スス汚れ感を出すために少しだけこだわった仕上げをします。
こんな感じに2x2材をアンティーク感のある角材にしていきます。

詳しい塗装方法は、2x2材を使ってアンティークな角材を作ってみる。を見てみてください。
1x4材の塗装は、途中のスポンジで黒く汚すところまででOKです。

1x4材をもっと、こだわり仕上げにしたい場合は、

という方法もあります。参考まで・・・。

③組み立てる。

塗装が完成したら組み立てに入ります。フレームから組んでいきます。
金具はコーナーブラケット。ビスは六角フランジタッピングを使用します。
まず、2x2材に金具を仮置き。正方形に組んでいきます。ブラックに塗った箇所を内側と外側にすると雰囲気がでると思います。

仮置きで位置をしっかりと決めてビスどめ。1番角から打つとあとで微調整がききます。

前と後ろのフレームで2セット作ります。

次にタイプレートを使って前後のフレームを2x2材でつないでいきます。
写真のようにビスは全部打たずに1金具に2本ずつ打っていってください。

逆サイドもつないでいきます。
お手伝いの人がいる場合は、おさえてもらっていた方が楽に進められます。

全部つなぎ終わりました。
この状態になったら、ガタツキを調整しながら、残りのビスを打ってください。
これでフレーム完成です。

ここまできたら、あとは棚板をつけるだけです。
フレームにZアングルを固定していきます。1x4材を3枚取り付けるのでバイ4用とバイ8用を併用します。使用するビスはタッピング皿頭です。

この状態まできたら上下をひっくり返します。棚板となる1x4材には下からビスどめする必要がありますが、打ちにくいので裏返してます。

バランスよく調整しながら、1x4材を並べてみます。

配置に満足したら固定していきます。これもタッピング皿頭を使用します。

全てのビスが打てました。作業はこれで終わり。あとは、ひっくり返すのみ!

完成

できました!!!いい雰囲気です。

その辺にあったものを置いて飾ってみました。

部材表と木材のカット寸法は以下からダウンロードできます。

PDFデータでのご提供となります。閲覧には、Adobe Acrobat Readerが必要です。

なかなかの雰囲気感です。高さもソファ横にちょうどいい感じになりました。ライトなんか置いてもいいかもしれないですね。白熱球色が似合いそうです。

という感じで、なかなか満足できる出来栄えになりました。

もう少し、塗装がなじんでエイジングが進めば、もっとヤレ感が出て、さらにいい感じになるはずです。

そうしたら、多肉植物でも合わせて、蔦とかもはわせて遊んでみたいと思います。まだまだ継続的に楽しみは続きそうです。

みなさまも、自己満足できる出来栄えまでチャレンジしてみてください。

今回も、最後までお読みいただきありがとうございました。
また、次回!