日曜大工で何かを制作するというDIYが、当たり前になってきた、今日この頃。
この間テレビでも、ホームセンターで木やネジを購入し、製作するお客様が増えていると話題になっていました。
そこで、今回は、日曜大工で自作したものの見た目をよくする塗料やWAXについて調べてみました。
DIYをするにあたって欠かすことの出来ないアイテムである塗料。
ホームセンターでも塗料は、本当にたくさん売っていて、種類も多く何を買えばいいのか迷ってしまいます。
塗料は、原料の種類別に分類されたり、木工用・鉄部用など使用目的に応じて分類されたりと、分類方法自体いろいろあります。
塗料の分類方法。例えば、
さらに実際に使用する時には、塗装の後にワックスがけをするといった具合に、異なる塗料を重ねて使用することもあるので塗料の種類や使用方法は複雑多岐にわたっています。
その中で特に、使用頻度の高い、木工用の水性塗料・油性塗料の違いと特徴。
また、ワックスについてを記載したいと思っています。
塗料の原料は、主に顔料・樹脂・溶剤という3つの要素で構成されています。
このうちシンナーなどの【揮発性有機溶剤】を使用しているのが油性塗料、それに対して水性の場合は、主に【水】を使用しています。
塗料は塗る前は液体の状態ですが、塗った後は、液体の塗料から【有機溶剤】が揮発、または【水】が蒸発する
ことにより塗料が乾燥して膜になり色が残ります。
そして一旦乾燥してしまえば、油性でも水性でも水には溶けません。
なので屋外や水周りに水性塗料を使ったとしても乾燥させれば問題はありません。
しかし、水性塗料や油性塗料にはそれぞれのメリット・デメリットはあるのでそれぞれの特徴を調べてみました。
簡単に理解するために、メリットとデメリットで分けてみました。
『水性塗料のメリット』
『水性塗料のデメリット』
油性塗料に関しても同様にメリット・デメリット分けをしてみました。
『油性塗料のメリット』
『油性塗料のデメリット』
上記の比較を見る限り、DIYに使用するとした場合、圧倒的に水性が良いですね。私も、ほとんど水性を使用しています。油性は、揮発性の有機溶剤を使用するので、ニオイがひどいです。基本的に室内では使用できません。また、作業後の処理も大変です。刷毛などの手入れや、手に付いてしまった時も、水では、ベッタベタになっていまい、手に負えません。
ですので、水性か油性かで迷ったら、水性にしておけば間違いは無いと思います。
少し前なら、油性の方がツヤ・耐候性ともに有利だと言われていましたが、塗料も進化するもので、あまり差がなくなってきました。ですので、油性を使うのは、屋外の鉄部の塗装とかぐらいしか使用しなくなっていると思います。(個人的意見)
このところの木工DIYでは、雰囲気を楽しむ傾向があり、雰囲気の出る塗料としてワックスが流行ってきました。
ワックスは、蜜蝋など蝋を原料としていて、家具などの保護・メンテナンスに使用されていました。その名の通り車のワックスと同様なイメージです。ワックスには、固形タイプ・ペーストタイプ・半固形タイプなど形状がいろいろあり、塗りやすさや好みによって選ぶ事ができます。
今は、色付きのものが良く売れていて、定番で言うと、BRIWAX(ブライワックス)・ビンテージワックスが有名です。とはいえ、基本的な目的が表面保護のワックスであるため、色付け自体は、他の塗料を利用し、その後、ワックスがけをすることも多いようです。
ワックス自体が木目に入り込む性質にありますので、この時、下地に使用できるのは、ステイン系のものとなります。水を弾いてしまうような塗料は下地着色には使用できません。
自然な光沢やナチュナルな仕上がりが魅力でDIYとも相性の良いワックスですが、ワックスがけした表面はやや熱や水に弱いので、使いどころの注意が必要です。
木材は、種類によって程度は違いますが塗装なしでは時間とともに劣化します。繊維のすき間に水分や汚れ、雑菌が入って腐敗していくからです。
ワックスを塗る事で得られる効果としては以下の通りです。
ブライワックスは、かなりニオイのきつい分類に入ります。換気の良い場所で使用することをお勧めします。また、ボロ布なので塗り込むイメージなので、刷毛塗りとは、作業イメージが異なります。
DIYで使用する木材の塗料とワックスについて調べてみました。
私、個人的には水性塗料の方がおすすめかなと思いました。
またワックスも光沢が出て見栄えが綺麗になる上に、木材の経年劣化を少しでも緩和できるのではないだろうかと
思いました。
自作したものを、見た目にもこだわってこそ愛着がわき、長く使いたくなるのではないかなあ。
既製品にはない、おしゃれさを自分独自の色や光沢で表現できることもDIYの良さだと思います。
\ この記事を書いた人 /
ひろ☆
㈱大里のカスタマーセンター所属。大里的には中の人。日頃は、伝票作成などの静かな作業をしているが、うちに秘めた、やんちゃさが、見え隠れする人。
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