第8話_机をつくる編

第8話_机をつくる編

第7話で、ライト類を取り付けました。
なので、いい感じのライトが、上から、ブラ~んってなってます。

ぶっちゃけ、ライトの位置は何も考えずに、バランスだけで決めました。
ただ、そこにライトがあるなら、下は机じゃない?ということに、当然なりそうな位置なのであります。

となれば、おのずと、作るものは決まるわけで、この話は、机を極簡単に作りますって話になります。

fort金具を使うので、木材は基本的に、2×4材を使用します。

\ ちなみに、第8話からいきなり見てしまって、何の事やら?という方は、1話目から見て頂けると嬉しいです。/

何事にも、計画は大事。サイズを決めます。

突然ですが、適正な机の高さって知ってますか?
一般的には、天板までの高さが、650~720mm程度が良いとされています。これ日本の場合ですが。

んで、自分の場合は、720mmが好みです。なので、これを目掛けて作っていきます。
それから、幅は、900mmくらいにしよっかな。奥行は・・・木材の取り寸次第って感じです。

頭の中での構想なので、数値なんて、そんなもんで、取り掛かります。 

使う金具は、この1種類これだけ。

まずは、金具を用意します。今回、使うfort金具は、ブラケットB-2の1種類だけという、いさぎよさ。2
金具に関しての詳細は、下の写真をクリックで見れます。

ブラケット B-2

6個

お次は、木材を用意です。天板は、杉の板が端材で余ってるので、それを使うとします。

これが、端材置き場で、その中から厳選した、杉板。解体した材料なので、ビス穴もあいてますが、この際、気にしません。

天板に杉板を使うということは、脚もできれば杉で合わせた方が雰囲気が出ます。
なので、2×4材も杉材を使ってみたいと思います。ちょっと高いので、目立つとこだけですけど。
あとは、ふつーのSPFの2×4を入手しました。

購入金額は、
杉ディメンション(2×4材)2m @¥635×1本
SPFの2×4材 1820mm @¥406×1本

あっ、杉のディメンションだと、長さ2mなんですね。知らなかった。

それと、脚の裏面に、こんな感じのゴム脚も付ける予定です。このゴム脚、選ぶ時のポイントは、中に座金が入っていること。これが無いと、強度がでません。たまに、座金無しのものがあるので、ご注意です。

写真は、弊社の製品。ちゃんと座金も入ってます。倉庫からコッソリ拝借します。

あと、必要なのは、好きな色の塗料とビス程度。
塗料は、第2話くらいに登場の、水性ステインが余ってますので、これを調合して使用しました。

木材をカットします。

全ての部材が、用意できたので、木材のカットに入ります。
今回、出来上がる机のサイズ感は、こんな感じ。↓

このサイズ感の、机を作る木材のカット寸法なので、あくまで参考ですが掲載しておきます。
まずは、2×4材からカット。寸法は、以下の通り。 

天板は、宣言の通り端材を使用します。杉材を測ったところ、厚さ25mm、幅180mmのものでした。これを2枚並べて使用するので、天板の奥行は、なりゆきで360mmとなります。

で、幅は、900mmくらいにしようかと思います。切りあがった状態はこちら。

木材が切り終わったら、ちゃっちゃっと塗装します。

水性のステイン系塗料で、薄く塗っていきます。木の風合いを生かしたいので、薄く薄く塗っていきます。それでなくても、大量の水で薄めてますが、この程度の色はつきます。

ちなみに、今回は、予算ケチって、杉材と普通のSPF材を混ぜて使用してますが、塗装が仕上がった時点での色の違いは、こんな感じ。 

写真で、上が杉・下が普通のSPF。
杉の方が赤みがかって木目がキレイに出てて雰囲気でますね。まあ、普通のSPFでも塗装次第では遜色ないです。

天板も同様に塗れば、塗装作業は完了です。

いざ、組み立て作業

ここまで来ちゃえば、組み立て作業は簡単です。
はじめの方で書いた通り、使う金具は1種類のみ。迷う事もありませんし。

では、やります。
まずは、2×4材に金具を取り付けていきます。金具を使う場所は、①~⑥までの6ヵ所。

どこからでもいいですけど、とりあえず①と②から組んでいきます。

ポイントとして、ブラケットB-2を、取り付ける時は、木材の先端が、金具とフラットになるように調整します。
まっすぐなモノに当てて、ビス打ちをすれば間違いなしです。

ビスは、四角穴のコーススレッドが推奨です。見た目もカッコよく出来栄え点もアップします。

①と②を取り付けた状態がこれ。

続いて、③と④/⑤と⑥を取り付けます。

使用する金具は、これだけ。簡単!
あとは、残った木材を組み付けていきます。脚の底部を取り付けた状態↓

これに横桟を取り付けます。横桟付けると自立するので、何となく形が見えてきます。

続きましては、天板を乗せる部分を取り付けていきます。バランスを見ながら取り付けます。

あとは、天板を付ければ、机として成立します。

天板を取り付けやすいように、クルリンパして、上下逆さまにします。
この状態で、天板となる2枚の板をバランス良くならべて、裏面からビス留めしていきます。

これで、天板が付きました。

裏返した状態なので、ついでに脚ゴムを取り付けます。
これを付ければ、滑り止めにもなるし、床のキズも防止できます。あと、少しだけ完成度も上がります。

以上で、組み立ては完了!
さっそく、机として正しい状態に裏返してみます。これでガタツキがなければ良いのですが...。

クルっ! おっぉぉぉ~!ガタツキもなく完璧です。

予定のシーリングライトの下に置いてみます。
どうでしょう?。ジャストフィットです。ライトの当たり具合も完璧です。

てな感じで、これにて、小屋の内装インテリアパーツの、第一弾が出来上がったわけです。

組み立てに要した時間は、約1.5時間程度。塗料の乾燥時間も含んでいるので、簡単なDIYの部類に入るかと思います。やっぱり金具を使うと簡単にできます!

机として充分に使えるし、このくらいの労力で、この出来栄えなら良いかなと自画自賛してしまいます。

ってことで、次回は、『インテリアパーツの何かを作るパート2』っていうお話です。