室内に1畳ちょっとの小屋を作る企画_第11話


第12話_引き戸付きのオーディオラックを作る

えーと。前回の更新から、めちゃくちゃ休んでしまいました。他サイトの立ち上げのため休載期間をいただいたというか怠けていたというか。

 

でも、小屋内作業に関しては地味に進んでおります。

 

だいぶ昔の話になりますが、前回は確か、『12mm厚の板が引き戸になるレール』を使って収納棚を作ったところでストップしていたと思います。

 

これは、壁に取り付ける棚だったのですが、思いのほか気に入ってしまいまして、床置きの収納棚も作ろう!という運びになりました。

 

そんな感じで、オーディオラックというテーマで作ってみたいと思います。


ちなみに、第12話からいきなり見てしまって、何の事やら?という方は、1話目から見て頂けると嬉しいです。/


完成イメージを考えてみる。

オーディオラックといえども、今のご時世、まともにオーディオセットなんて持っている方は少ないのではないでしょうか?

 

かくいう自分はというと、機械・ハード系マニアのため、しっかりとしたアンプに大き目なスピーカーを持っているのですが、そんな人は稀有な時代です。

 

ですので、主にテレビなんか置くかな?という軽い感じのオーディオラックに仕上げていきます。

テレビは、一人暮らしな感じで、32インチ位を想定してみます。

 


どんな形にしよっかな?

さっそく妄想に入ります。ここが一番楽しいところです。

箱を作って床にベタ置きすれば簡単ですが、少し高さを出すために脚は付けたいです。

ただ、現状の商品ラインナップには、脚金具はありません。いかがしたものか?一応妄想の要求事項を箇条書きでまとめてみます。

  • テレビは、大きくても32インチくらいが置ければいいかな。
  • オーディオを置くにしても、コンパクト設計の簡単なやつかな。
  • 天板は、ちょっと高見えの木目で側板は黒い感じにしよっと。
  • 床にベタ置きは嫌だから、脚は付けたいな。
  • 大人の男の渋さがイメージだから、レールはブロンズだな。
  • 全体的にシックなイメージが好み。

そんなこんなで、イメージが固まっていくのでした。

そして、生まれたイメージがこんな感じ。↓

いつもは、妄想だけで成立させますが、皆様にお伝えするため絵にしてみました。

 

どうですか?頭の中の妄想、伝わりました?

それでは、早速、イメージに近い材料を入手してきます。 

用意した材料はコレ!。

妄想の結果、ホームセンターでチョイスしてきた材料ラインアップをご紹介します。

まず、こだわりの木目を生かしたい天板!

 

この材料、初めて使います。アカシア集成材。側板は黒く塗るので、比較的、木目なんてどうでも良かったのですが、切りだし寸法が丁度だったので、15mm厚のアカシアを使っちゃいました。

天板と底板と背面に使用する予定の板
天板と底板と背面に使用する予定の板

そして、一緒に写っている白っぽい板材が背面の板。

これは、ほとんど見えない場所に付くので、かなりどうでも良い。なので、適当に端材を使用。

 

これに、引き戸用の針葉樹合板を2枚。

そして、忘れちゃいけない、『12mm厚の板が引き戸になるレール』のブロンズ、長さ900mmを1セット。

あとは、水性ペンキやら、ヤスリやらなんちゃらですが、いつもの通りの感じです。

あっ!いつもと違うものもありました。それは、作業工程の中で説明します。

木材は、こんな寸法で切り出しています。

アカシア材は、長さが910mmだったので微妙なカットをして905mmにしています。

では、作り始めます。

まずは、脚になる部分の形状をジグソーでカットしていきます。

本当は、適当な脚金具があれば良かったのですが、残念ながらありません。

木材をカットして脚部分を作成していきます。

形状はこんな感じを想定、板にペンやえんぴつで線を引いて、ガタガタブルブル言いながら、カットしていきます。

※脚の長さは、底板の付くラインを考えながら決めてください。


両側の板がカットできたら、サンダーをかけて、面をキレイにしていきます。

安物ジグソーで、へたくそが切っているのでゲジゲジの仕上がりになっています。粗隠しのため角も丸くしていきます。

ついでに天板・底板とか、引き戸用の板も軽くサンダーがけをしておきます。

塗装作業に入ります。

 

木材の準備が完了したので、塗装に入ります。

今回は、パーツによって塗り分けをします。

  • 天板・底板・引き戸→木部用水性塗料を使用。
  • 側面の板→臭いきつめの黒のラッカーで塗装。
  • 背面の板は色が付けばいいので余っていたヌーロをヌリヌリ。

といった感じです。

天板・底板・引き戸→水性塗料で塗る

写真は艶々ですが、乾くと艶は消えます。


側面の板→ラッカーで塗装

薄く塗り重ねていくとムラなくキレイに塗れます。スグに乾くので木口・裏面も忘れずに塗装!DIY-IDの記事では初めて木材に使用してみます。


背面の板→ヌーロをヌリヌリ

想定外の色でしたが、ほとんど見えない背面なので問題無し。ムラムラも気にしません。

組立開始します。

 

天板に左右の側面の板を固定していきます。

ビスは頭部を目立たせたくないので、ミニビスを使用。いつもの通り、木工用ボンドを薄っすら塗ってからビス打ちします。


側面が固定できたら、背面の板を取り付けます。側板同様に木工用ボンド+ミニビス打ちです。

側面板だけの取付状態は不安定でプワプワなので、ずらしたり、ひっくり返したりする場合は、取り扱い注意です。

これに底板を取り付けたら、外枠部分は完成です。

だいぶ、それっぽくなってきました。

レールを取り付けます。

 枠の内寸を905mmに設定しているので、900mmのレールをカットせずに使用できます。

レールに何点か取付けビス用の穴をあけて、前面ツラツラになるように取り付けます。


引き戸を組み立てます。 

すでに塗装済みの戸と取手を組み立てます。

取手の位置は、端からマスキングテープ1本分あけてみました。木工用ボンドに加え、裏面から細いビスで固定します。  


 

取手が固定できれば、組み立て自体は完成です。木工用ボンドが乾燥するまでは、優しく扱ってあげましょう。

これで組み立て完了。扉を入れます。

いよいよ外枠に引き戸を組み付けてみます。上の溝に差し込んでから、下の溝に落とす!

すると、こんな感じに出来上がります。

忘れちゃいけない。小屋に配置

完成したら、小屋に配置するだけです。壁面にそーっと置いてみます。ピッタリ収まりました!

ついでに、テレビを購入する予算がなかったので簡易的なオーディーも設置してみます。

 

おーっ!良い。ブロンズカラーのレールも大人な感じを醸し出します。

これで、またまた、小屋に収納スペースが増えたわけです。このスぺ―スがあれば会社に宿泊もできそうな勢いです。たらふくお酒を飲んでしまって、帰れなくなったら退避先になるかもしれません。

 

 

という事で、久しぶりの小屋企画。これにて完全完成です。

再び始動といきたいところですが、暇を見ての更新とさせていただきます。

 

お次は、『テーブルでも作ってみよっかな』と思います。

 



OHSATO DIY BRANDS

雰囲気重視のDIY金具
雰囲気重視のDIY金具
パイプ・配管DIY
パイプ・配管DIY
ビス打ち無しでラックが作れる
ビス打ち無しでラックが作れる
2×4材のための頑強な金具
2×4材のための頑強な金具