室内に1畳ちょっとの小屋を作る企画_第11話


第11話_机の上に引き戸の棚を作る編

前回、ソファを作ってから、しばし時間が空いてしまいましたが続編です。

 

んで、その時に作ったソファに座りながら、ふと思ったわけです。

収納少なっ。というか、ほぼ無し。

 

収納スペースといえば、このソファの下だけだし、企画としてワチャワチャ小屋を作ってるくらいなら、問題ありませんが実際の生活に落とし込んだ時に、不便この上ありません。

 

もしも、このまま生活を始めようものなら、収納の無さにモノがあふれかえり、即ちに汚部屋になる事確定ではないですか。

 

という事で、今回は、収納拡張計画第1弾。机の上のスペースに、引き戸付の棚を作ってみます。

ポイントは、引き戸付ってとこ、色んなものを突っ込んでも、戸を閉めてしまえばオールOKですから。

 

んで、多分、何を作ろうとしてるのかイメージわかないと思うので、いきなり完成形からドンっ。

今回は、これ作ります。では、やってみます。

 

ちなみに、第11話からいきなり見てしまって、何の事やら?という方は、1話目から見て頂けると嬉しいです。/

収納の拡張もそうですが、実は新商品ができたわけで、その紹介だったりもします。ステマじゃないです。あからさまなアピールです。

扉付きの収納棚を作る!って書きましたが、実は、すっごく面倒くさいのですよ。DIYで作るのって。

プロじゃないですからね。自分も自宅には、自作した、扉なしのボックスがゴロゴロ転がってます。

 

自分で、扉付きの収納棚を作る事を想像してみてください。

まずは、外側のボックスを作る。←これ簡単。

 

で、扉を付けるのどうしますか?。丁番を付けて開き扉にしますか?

丁番って、まっすぐつかないし、扉の大きさによって開くスペースも確保しなければなりませんよ。

 

したら、引き違い戸にしますか?

引き違い戸なら、扉を開くスペースもいらないし、省スペースですみます。

でもね、レール溝掘らなければならないでしょ?トリマーって機械必要ですけど持ってますか?

 

そんな、悩みが付きまとうわけなのです。

 

そこでっ!登場するのが、新商品の

12mm厚の板が引き戸になるレール なわけなんです。

 

シルバーレールとブロンズレール
12mm厚の板が引き戸になるレール_図面

これがあれば悩みは解決。自分が使いたいがために図面を引いて、製品化した商品ですから間違いありません。

では、引き戸付き収納棚の作り方説明します。

少々アピールタイムが長すぎました。

気を落ち着けて、棚の作成に取り掛かります。

 

まずは、木材の入手。今回使用したのは、大体、どこのホームセンターでも売っている、針葉樹合板12mm厚のサブロク板(1820×910)を1枚のみ。ここから板材を切り出します。

参考にカット寸法をのっけますが、これは、小屋の柱と柱のスペースに制限があったため、こんな中途半端なサイズになっているだけです。

ちなみに取り付ける予定の場所は、この壁面。柱が邪魔。柱と柱の間は、約890mm。

サイズも何もかもフリースタイルであれば、アルミレールをカットしないで使用できる寸法が良いかと思います。

 

と、なんだかんだ言いながら、カットした木材がこちら。扉分を撮影し忘れましたが、ちゃんと切ってあります。 

木材が用意できたので組み立てに取り掛かります。

まずは、ボックスから作ります。これは、接着とビス打ちだけなので簡単。

 

ポイントは、ビスを打つ前にしっかりと木工用ボンドを塗っておくこと。これだけで断然強度アップするので、オススメです。

 木工用ボンドを塗ったら、ビスを打ちます。今回は、ミニビスという極細の目立たないビスを使用。メッキもクロメートメッキなので木材に調和します。 

木工用ボンドを塗ってはビスを打つの繰り返し。ビスを打った後に、グニュっとはみ出たボンドは、乾かないうちに、濡れたフキンで拭きとっておきましょう。 残ったままだと、塗装がのらなかったりします。



てな感じで、簡単に出来上がりました。 

ボンドが半乾き程度になるまで、しばし待ちます。 

 

乾かしてる間に、扉の取手にあたる部分を作ります。と言っても、指が入る穴を掘るだけ。

この時、下にいらない木材を敷いておかないと、貫通した時に、反対側がバリでバリバリになるのでご注意。

ボンドが、なんとなく乾いたら、表面をキレイにします。

研磨と塗装でキレイに仕上げていきます。

合板はそのままだと、ややバリが出ているので、まずは軽くサンダーで研磨。

サンダーが無い人は、紙やすりでコスコスすれば問題なし。

扉になる板も、忘れずに研磨しておきます。さっき開けた穴の回りも、指を入れるところなので、痛くない程度に磨いてください。

 

研磨ができたら、塗装開始。針葉樹合板は木目がキレイなので、それを生かすために、クリアーで塗っていきます。使用するのは、個人的にブームが来ている、スプレー塗料でやってみます。

塗れました!ただ画像を撮り忘れました。情景は想像でお願いします。

いよいよレールを取り付けていきます。

ここで、満を持して『12mm厚の板が引き戸になるレール』の出番です。

今回、諸々の事情からレールをカットしなければならないので、まずはカットします。

寸法は、ボックスの内寸幅から3mmほど引いたのが、長さとなります。 

自分は、切る部分をマスキングテープでマーキングします。マジックとかだと削れて消えてしまったりするので。

 

ここを目印に、金切り鋸で切っていきます。意外と簡単にカットできます。

詳しくは、DIYで金属を切る方法に記載してますので見てみてください。

 

上レール・下レールともにカットします。ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ手が疲れます。

取付け用の穴をあけます。

ドリルで取付けビス用の穴を開けます。ドリルを持ってない人は、ホームセンターの工作コーナーでちょっとだけ借りるか、レンタル工具を借りて帰れば、お家でゆっくり穴あけできます。

 

使用するドリル径は、3.2~3.5mm位です。穴あけ個数は、レールの説明に従ってください。

上下レールともに穴あけできたら、ビスで取り付けます。

付属のビスで、取り付けていきます。 ビスは短めなので、普通の手回しドライバーでも難なく入ります。

上レールと下レールをくれぐれも間違いないように!。下レールの方が薄くて、上レールが厚いので、見分けはスグにつきます。

このレール、前面にツラツラになるほど、美しく仕上がるので、頑張って、前面のラインどんぴしゃに取り付けていきます。見て!このツラツラ具合。我ながら上出来です。

これで組み立て完了。扉を入れます。

奥側の扉から、上レールに入れて、下レールに落とし込んで、ストンっ。手前の扉を、上レールに入れて、下レールに落とし込んでストンっ!

てな、感じで、完成です。

どうです?。なんか完成度高くないですか?やっぱりレールがあることで締まりがでます。

おしゃれなデザイナーズキッチンにありそうな、なさそうな感じの上品な仕上がりとなりました。


ここまでで満足して忘れてましたが、小屋に取り付けます。

モノが完成したところで、運よく、寅さんと志村けんをこよなく愛するミスター哀愁が通りがかったので、取付けは、お願いする事に。

さらに運よく、ミスター哀愁の天敵たる上司も通りがかったので、同様に捕獲。初の共同作業をお願いしてみました。

これにて完全完成。

これで、小屋の収納力は、大幅アップです。

本も、雑貨も、夢も希望も詰め込めます。小屋内が散らかることもないでしょう。

 

という事で、これにて完全完成です。

 

お次は、『収納拡張計画第2弾』の予定です。

 



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