前回、ソファを作ってから、しばし時間が空いてしまいましたが続編です。
んで、その時に作ったソファに座りながら、ふと思ったわけです。
収納少なっ。というか、ほぼ無し。
収納スペースといえば、このソファの下だけだし、企画としてワチャワチャ小屋を作ってるくらいなら、問題ありませんが実際の生活に落とし込んだ時に、不便この上ありません。
もしも、このまま生活を始めようものなら、収納の無さにモノがあふれかえり、即ちに汚部屋になる事確定ではないですか。
という事で、今回は、収納拡張計画第1弾。机の上のスペースに、引き戸付の棚を作ってみます。
ポイントは、引き戸付ってとこ、色んなものを突っ込んでも、戸を閉めてしまえばオールOKですから。
んで、多分、何を作ろうとしてるのかイメージわかないと思うので、いきなり完成形からドンっ。
今回は、これ作ります。では、やってみます。
\ ちなみに、第11話からいきなり見てしまって、何の事やら?という方は、1話目から見て頂けると嬉しいです。/
この記事の内容
収納の拡張もそうですが、実は新商品ができたわけで、その紹介だったりもします。ステマじゃないです。あからさまなアピールです。
扉付きの収納棚を作る!って書きましたが、実は、すっごく面倒くさいのですよ。DIYで作るのって。
プロじゃないですからね。自分も自宅には、自作した、扉なしのボックスがゴロゴロ転がってます。
自分で、扉付きの収納棚を作る事を想像してみてください。
まずは、外側のボックスを作る。←これ簡単。
で、扉を付けるのどうしますか?。丁番を付けて開き扉にしますか?
丁番って、まっすぐつかないし、扉の大きさによって開くスペースも確保しなければなりませんよ。
したら、引き違い戸にしますか?
引き違い戸なら、扉を開くスペースもいらないし、省スペースですみます。
でもね、レール溝掘らなければならないでしょ?トリマーって機械必要ですけど持ってますか?
そんな、悩みが付きまとうわけなのです。
そこでっ!登場するのが、新商品の
『 12mm厚の板が引き戸になるレール 』なわけなんです。
これがあれば悩みは解決。自分が使いたいがために図面を引いて、製品化した商品ですから間違いありません。
では、引き戸付き収納棚の作り方説明します。
少々アピールタイムが長すぎました。
気を落ち着けて、棚の作成に取り掛かります。
まずは、木材の入手。今回使用したのは、大体、どこのホームセンターでも売っている、針葉樹合板12mm厚のサブロク板(1820×910)を1枚のみ。ここから板材を切り出します。
参考にカット寸法をのっけますが、これは、小屋の柱と柱のスペースに制限があったため、こんな中途半端なサイズになっているだけです。
ちなみに取り付ける予定の場所は、この壁面。柱が邪魔。柱と柱の間は、約890mm。
サイズも何もかもフリースタイルであれば、アルミレールをカットしないで使用できる寸法が良いかと思います。
と、なんだかんだ言いながら、カットした木材がこちら。扉分を撮影し忘れましたが、ちゃんと切ってあります。
木材が用意できたので組み立てに取り掛かります。
まずは、ボックスから作ります。これは、接着とビス打ちだけなので簡単。
ポイントは、ビスを打つ前にしっかりと木工用ボンドを塗っておくこと。これだけで断然強度アップするので、オススメです。
木工用ボンドを塗ったら、ビスを打ちます。今回は、ミニビスという極細の目立たないビスを使用。メッキもクロメートメッキなので木材に調和します。
木工用ボンドを塗ってはビスを打つの繰り返し。ビスを打った後に、グニュっとはみ出たボンドは、乾かないうちに、濡れたフキンで拭きとっておきましょう。 残ったままだと、塗装がのらなかったりします。
てな感じで、簡単に出来上がりました。
ボンドが半乾き程度になるまで、しばし待ちます。
乾かしてる間に、扉の取手にあたる部分を作ります。と言っても、指が入る穴を掘るだけ。
この時、下にいらない木材を敷いておかないと、貫通した時に、反対側がバリでバリバリになるのでご注意。
ボンドが、なんとなく乾いたら、表面をキレイにします。
研磨と塗装でキレイに仕上げていきます。
合板はそのままだと、ややバリが出ているので、まずは軽くサンダーで研磨。
サンダーが無い人は、紙やすりでコスコスすれば問題なし。
扉になる板も、忘れずに研磨しておきます。さっき開けた穴の回りも、指を入れるところなので、痛くない程度に磨いてください。
研磨ができたら、塗装開始。針葉樹合板は木目がキレイなので、それを生かすために、クリアーで塗っていきます。使用するのは、個人的にブームが来ている、スプレー塗料でやってみます。
塗れました!ただ画像を撮り忘れました。情景は想像でお願いします。
いよいよレールを取り付けていきます。
ここで、満を持して『12mm厚の板が引き戸になるレール』の出番です。
今回、諸々の事情からレールをカットしなければならないので、まずはカットします。
寸法は、ボックスの内寸幅から3mmほど引いたのが、長さとなります。
自分は、切る部分をマスキングテープでマーキングします。マジックとかだと削れて消えてしまったりするので。
ここを目印に、金切り鋸で切っていきます。意外と簡単にカットできます。
詳しくは、DIYで金属を切る方法に記載してますので見てみてください。
上レール・下レールともにカットします。ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ手が疲れます。
取付け用の穴をあけます。
ドリルで取付けビス用の穴を開けます。ドリルを持ってない人は、ホームセンターの工作コーナーでちょっとだけ借りるか、レンタル工具を借りて帰れば、お家でゆっくり穴あけできます。
使用するドリル径は、3.2~3.5mm位です。穴あけ個数は、レールの説明に従ってください。
上下レールともに穴あけできたら、ビスで取り付けます。
付属のビスで、取り付けていきます。 ビスは短めなので、普通の手回しドライバーでも難なく入ります。
上レールと下レールをくれぐれも間違いないように!。下レールの方が薄くて、上レールが厚いので、見分けはスグにつきます。
このレール、前面にツラツラになるほど、美しく仕上がるので、頑張って、前面のラインどんぴしゃに取り付けていきます。見て!このツラツラ具合。我ながら上出来です。
これで組み立て完了。扉を入れます。
奥側の扉から、上レールに入れて、下レールに落とし込んで、ストンっ。手前の扉を、上レールに入れて、下レールに落とし込んでストンっ!
てな、感じで、完成です。
どうです?。なんか完成度高くないですか?やっぱりレールがあることで締まりがでます。
おしゃれなデザイナーズキッチンにありそうな、なさそうな感じの上品な仕上がりとなりました。
ここまでで満足して忘れてましたが、小屋に取り付けます。
モノが完成したところで、運よく、寅さんと志村けんをこよなく愛するミスター哀愁が通りがかったので、取付けは、お願いする事に。
さらに運よく、ミスター哀愁の天敵たる上司も通りがかったので、同様に捕獲。初の共同作業をお願いしてみました。
これにて完全完成。
これで、小屋の収納力は、大幅アップです。
本も、雑貨も、夢も希望も詰め込めます。小屋内が散らかることもないでしょう。
という事で、これにて完全完成です。
お次は、『収納拡張計画第2弾』の予定です。